気功師の知らない気功術?

一般に優れた気功師は、強い気のエネルギーを放つと思われている。
たしかに、強いエネルギーを放つ世界もあるであろう。
私も外気功の覚えたての当時は、幾分かはそう考えていたかも知れない。
しかし不思議と、なぜかそちらを目指す気持ちには成らなかった。
その意味を知る機会が、ある日やってきたのだ。
ある日、一人の男子高校生が、母親によりそいながら私の治療院にやってきた。
彼は、ギランバレー症候群という病気の後遺症に悩まされていた。
病院ではこの後遺症に対する対処の手法は、まったく無いと言われていたそうだ。
私も、初めて聞く病名だったが彼との出会いの一回で覚えてしまった。
彼の苦悩ぶりが尋常ではなかったからだ。
彼は、彼の一つ一つの動作で、一歩一歩で激痛で顔がゆがんでいた。
おまけに、つきそう母親のふれる部分でさえも激痛が発生していたのだった。
ベットに寝ていても背中は布団との接触で激しい痛みがうまれ、掛け布団で激痛。
まさに地獄の痛みである。
そんな彼をベットから起こすのも、常識をはずれた苦労をしていたらしい。
困りはてた母親は、地方の有名な老気功師のもとを尋ねたそうだ。
しかし、そこで告げられた話は「たしかにこの症状は気功術でしか解決できない、
しかし、私には彼の病気を治せるだけのパワーが無いから、他を探してくれ」と、
言われたそうだ。
困りはてた母親は偶然にも職場の知り合いに、私の所を紹介されていた。
(余談だが、その紹介者から紹介されて来る人は「断りたかった人、ベスト10に多数いる」)
彼が連れて来られてきた印象は、さすがの私も断りたいほどであった。
玄関で靴を脱ぐだけでも痛みに悶絶している。
母親の付き添う腕に触れて悶絶。
歩いて悶絶。ベットに座って悶絶。
状況を十分に尋ねた後に、ベットに悶絶しながらあお向けに寝てもらった。
整体が可能かどうかの確認のために彼に優しく触れてみた、そのまま「激痛に悶絶する彼」。
最初の段階であらゆるタッチを諦めた!
さすがに、ここまでの激痛のクライアントは見たことが無かった。
私はまず一つの気を試してみた(一般的にはやや強めの気を使用した)。
なんと彼は、気の波動だけで激痛が走ったのだ!
その後、次々と気の種類を変えて試してみた。
私はこの時はすでに気の種類を多数発見していて、幸いにも様々な気功を使えていた。
そして、私の持つ気の種類の中でもかなり細やかな種類の気を使う事に成った。
このとき初めて、気の種類の具体的な確認がされたのだ。
持論から一つの法則への入り口であった。