痛み・ しびれ・くすぐったい・気持ち良いの原理は体の防御反応の信号!

《もし、痛みが感じないと》
私はむかし、知的障害者と言われている人と一緒に、仕事で汗を流した経験があります。
その一人と、お話をした中で、自分の妹の話がでました。
その「妹の話」は、妹は「感覚がほとんど無く痛みを感じない、また、熱い冷たいなどの感覚も無く、冬になると大火傷をして、大変なのだ」という話でした。
冬になると北海道ではストーブを炊きます。
そうです、親が目を離すと妹は平気でストーブを触り、火傷だらけになるそうです。
この話を聞いてさすがに驚きました。
痛みの感覚が無い人が存在することを。
この事は後々私の思考に、痛みが大切なのだという思いを深く残したのです。
痛みは普通では悪者です。
しかし、体の問題を考えるときに、この「痛み」を悪者として取り扱うのか、良い事として取り扱うかで思考の矛先はまったく異なる物へと向かいます。
私は、整体の現場で問題にぶつかるとき、必ず「痛み」は良いものと判断し、その前提から解析を進めます。
すると、どうでしょか、問題の本質とその根本デザインが見えてくるのです。
根本デザインが見えてくると次にはシステムが見えて来るのです。
ここまで来たら、整体的な問題は解決したの同然です。
しかし、人には独自の考えもあり、考え方は様々で、問題は体を壊す思考がある事なのです。
人の意識の影響が体の健康には深く関わるからです。
その意味で、クライアントの「痛みの意味」を正しく理解することが、難しい問題の解決への最終的な壁になります。
「痛みは悪者」ではない、体が体を守る為の信号なのです。
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《痛みを、追いかける?》
整体は、医療機器や薬などを使わず自分の手足だけで、クライアントの体を操作します。
ここで、整体師の最も重要な武器は、視覚、聴覚、臭覚、触角などに成ります。
この中でも、クライアントからの情報源は整体師の視覚力(見える物の判断力)と触角力(自分の手に伝わる感覚の意味)が重要になります。
特に、整体の腕が上がれば上がるほど重要な感覚です。
整体院は各整体院ごとの考え方があり、その取り扱う技も、種類も違います。
普通には、一般的な技だけの取り扱いで十分に通用するのですが、さらに腕を上げようとすると自分の知らない技を探します。
さらに腕を上げようとすると、実は感覚の世界に入ります。
整体の腕の世界には、技の熟練度と技の取り扱い方であり「感覚」の要素が、有る段階からとても重要になります。
この「感覚の世界」には、落とし穴が隠れています。
その「落とし穴」とは、その「根本に有る考え方」、即ち、体の基本的な理論をどこに置くのかが重要となるのです。
例えば疲労物質が基本的な問題と考える人は、疲労物質を無くしたり流したりする事を仮説前提として、感覚を磨きます。
体の歪が問題だとすれば、「歪んでいる」という事を仮説の大前提として考えるのです。
つまり「痛みの取り扱い」が微妙に違うのです。
私は、この歪の発生のメカニズムに注目し整体の基本を「体のデザインとシステム」という、力の作用を原理とした考えを構築しました。
この考えの中では「痛み」とは、私の整体に於ける「最も重要な感覚」なのです。
クライアントに痛みが無ければ、カラの理論を押しつけるしか有りません。
まるで占いの「当たるも八卦、外れるのも八卦」と、結果を待つしか無くなります。
体に痛みがあるからこそ、体の動向が分かるのですね。
そうです、体が痛みの信号を出さない様に体を操作して行くのが、私の考える「整体」です。
「しびれ」も同じですね。
「しびれ」を悪者と扱うと神経的な問題や脳の働きの問題などと方向性は、神経や脳の働きの問題だと考え最終的には「精神的な問題」と考えられて行きます。
しかし、私の整体の範囲で考えれば「しびれ」は、体のデザインの問題を探すのです。
そして最終的には、「しびれのデザインとシステム」の解明へと向かって行くのです。
つまり「しびれ」は、悪者では無く健康体へと導く道標なのです。
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《くすぐったい、気持ち良いの意味》
「くすぐったい」は、ともかく「気持ち良い」が「悪い感覚だ」だ、とのべたらびっくりしますよね。
じつは、必ずしも良い事では無いのです。
それは?





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