体の歪みは 痛みを生む体のデザインが原因

 体の「歪み」とは何だろうか?色々な諸説があるであろうが、私は今一つ納得がいかなかった。なぜかと言うと、その歪みの理論と施術方法が今一つ一致しているとは思えなかったからだ。そこで考え出したのが体の力学的考えであった。この力学的思考もさらに進むと、体の痛みに存在するデザインの問題であった。痛みが抜けて行くと、体のデザインが変化していくのだ。

この考えに似た整体の流派もあったが、私を納得させるものではなかった。

 

 痛みを生む体のデザインの複雑さは、一民間療法の研究テーマとしてはあまりにも高度であった。幸い私は工業の会社に勤めていたので、機械の力学的意味は多少は理解出来ていた。特に、機械設計には欠かせないリンク機構学の認識も少しはあった。さらに、私の特性として分析や解析は得意で、観察力は能力的に秀でていたと思われる。そのことは結果として、専門的知識が無い割には、いろいろな分野での独創的な発想展開が可能でした。民間療法である整体業でも自分自身の能力的な特性は、社会的や学問的に常識とされている体の問題に新たな発想を取り入れることが可能とした。

 健康体には健康体のデザインがあり、不健康体には無数のデザインが存在しています。この痛みを生む体のデザインの発見は、さらに充実した基礎理論が進む朗報なのです。

 

 

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