健康の生活習慣と生活

《生活習慣病の体と、生活習慣で決まる体の構造力学のお話です》

 

 体には力の働きがあり、常に力を生み出したり、力を伝達させたり、力を利用して生活をしております。普通、この力の伝達を動く工業製品(商品)などで考えますと、必ず構造力学という考えが必要になります。また、その工業製品(商品)は、力学的応力歪みに対応するかたちで設計されることは言うまでもありません。

 つまり、問題を起こさないデザインというものが要求されます。

では、この力学的なデザインとは、人の体に置き換えるとどうなるのでしょうか? 実は毎日の生活習慣の形態により、体の筋肉と骨格のデザインが決まってきます。どうやらこのデザインに健康と病気の境界があるようです。

老化とともに筋肉はやせていきますが、適切な的をしぼった運動でかなり健康を維持出来ます。

 整体院にみえる方の体の筋肉と骨格の関係には、問題ごとの共通した特徴が見受けられます。それは良いことに、適切な運動で十分に改善が可能、という結果が出ております。私が主催する慧真導気功術では、登山気功という健康法を開発中ですが、まさに往復一時間程度の軽登山で「目をみはる改善」が見受けられます。さらにそこに気功というものを加えることで、さらなる効果の結果が出ております。生活習慣と健康の関係はメディアでも注目されていますね。

 しかし、分かっていても変えることが出来ないのが生活習慣です。特に生活習慣で大切なことは、第一には運動不足の解消が挙げられますが、間違った運動法を取り入れて失敗するケースもありますね。スポーツジムのインストラクターは基本的には、あまり体の問題を抱えていない若い人が多いですね。

 当然のことですが、健康な人と不健康な人では運動の適性が違うことは予想出来ます。ましてや体を壊してからの運動や、問題を内抱したままでの運動は危険を伴うのです。しかし何だかんだ考えて、動かないのが一番悪そうです。

 やはり、不健康な人を毎日見ている整体師が主催する健康教室が望ましいですね。ですが、いざ「健康教室」と考えると、実に敷居が高いです。私の所でも健康教室を運営していますが、不健康な人の特徴としては「運動不足」と「筋力不足」が目立ちます。そして、そのような方は自分の問題の原因を尋ねられます。私はその時「運動不足です」といつも言います。苦笑いとともに聞き流されます。

 そして日をおいて、再び自分の問題の原因を尋ねられます。何とか違う原因が欲しいのですね。その気持ちはよく理解出来ます。私も運動不足ですからね、ですから説得力もありませんね。そして、もう一つ大切なことが睡眠不足です。睡眠不足の問題はとても大変な問題でしょう。しかし、私も相当の睡眠不足になりますが、適切な運動を続けると睡眠不足の問題は、たちどころに解決しています。ですから、ついつい睡眠不足を軽く考えてしまう良くない習慣です。この睡眠不足ですが、誰かに体を触ってもらうと、ついつい「うとうと」してしまいます。これは、睡眠不足と体の状態に密接な関係が存在していることを、如実に物語っていますね。

 

 

 

 

 【ご注意:当方は医療機関ではありません】

※ご自身の健康問題に関しては、専門の医療機関にご相談してください。